PERってなに??高配当株投資を始めるにあたり知っておくべき用語集!

プリケツ太郎
プリケツ太郎

こんにちは〜 プリケツ太郎(@puriketsutarooo)です!

株式投資の”PER”ってご存知ですか??

悩み中
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PER??なんのことを言ってるのかさっぱりわからないよ〜。

”PER”とは企業の利益率に対して株価が適正価格かを表す指標のことを言います。

こんな風に株式投資には様々な専門用語が存在します。

用語もわからず投資なんて出来ませんよね?

それこそギャンブルになってしまいます。

今回は高配当株を買っていく上で理解しておきたい用語がいくつかあるので、紹介していきたいと思います!

これを読んで投資の第一歩を踏み出しましょう!

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権利付き最終日

いつ株を購入してもその年の配当を受け取れるわけではありません。

配当を受け取るためには権利確定日までに株を所有する必要があります

株を注文してから株を所有するまで数日間のラグがあるため、それを見越した、権利確定日に株主になるためのリミットの日のこと”権利付き最終日”と言います。

ちなみに配当金は権利確定日を過ぎてすぐに貰えるわけではありません。

株主総会などを経てからになるため、権利確定日から2〜3ヶ月後と言われています。

配当利回り

配当が高いか判断する材料として配当利回りという指標があります。

配当利回りは株価に対する配当金の比率を表しており、

\begin{align}配当利回り=1株あたりの配当÷株価\end{align}

で求めることが出来ます。

1株あたり当期純利益(EPS)

当期純利益とは、会社の売上から商品の原価や人件費などのその他経費を引いた、純粋な会社の利益のことです

当期純利益を発行済み株式の数で割ることで、1株あたりの会社の利益を求めることが出来ます。

1株あたり利益のことを英語で”Earnings Per Share”といい、”EPS”と略します。

EPSは多ければ多いほどいい数字です。

”EPS”は今後結構出てくる言葉なので、覚えておいて損はないと思います!

配当性向

配当性向とは、利益のうち何%を配当金として使っているかを示す指標です

\begin{align}配当性向=1株あたり配当金÷1株あたり利益(EPS)\end{align}

要するに、配当性向が低ければまだまだ配当金を増額する余裕を残しているということです。

一方配当金が高い場合、今後の配当金の大幅な増額は見込めなさそうということがわかります。

一般に成長中の若い企業は配当性向が低く、利益を設備投資などの配当金以外に充てて会社を大きくしようとしていることが多いです

逆に、知名度が高くこれ以上の事業拡大を見込まなくても良いような大企業は利益のほとんどを配当金として株主に還元する傾向があるため配当性向が100%に近い数値となっています。

株主還元に積極的なアメリカの企業が多いですね。

100%を超えてしまっている場合、それは利益だけでなく一部会社の貯金から取り崩して配当を支払っているため、財務健全な優良企業とは言えないことを表しています。

株価収益率(PER)

PER”株価の割安度”を示す指標として利用されることが多いです

割安度とは、本来の会社の価値が株価に反映されておらず、株価が安く感じることです。

英語で”Price Earnings Ratio”といい、”PER”と略します。

\begin{align}PER=株価÷1株あたり利益(EPS)\end{align}

単位は倍で示され、PERが小さいということは、株価に対して1株あたりの利益が大きいことを示しているため割安に感じるということです。

言葉だけで書いてもピンとこないでしょうからイメージ図を用意しました。

上図はEPS(1株あたり当期純利益)の5倍が株価であることを示しています。

株価は企業の価値を表した値ですので、現在の価値はその企業の5年間の利益の価値しかないということになり、世間ではまだ認知されていないが、株価に対して収益性が高いためお得に感じる(過小評価)ということです。

ただ、何倍以下が割安という目安はないらしいので、同業他社と比較してみましょう!

株価純資産倍率(PBR)

PBRも”株価の割安度”を判断する指標のひとつです。

英語で”Price Book value Ratio”といい”PBR”と略します。

\begin{align}PBR=株価÷1株あたり純資産\end{align}

こちらも単位は倍で示されます。

純資産とは会社の土地や建物なども含んだすべての資産から負債を引いたもののこと、つまり自己資本を言います。

上図はPBRのイメージ図です。

もし企業が解散(倒産)した場合、純資産が株主のものになるので、株価よりも1株あたり純資産が高い場合、安く買うことが出来るので割安に感じるということです。

自己資本利益率(ROE)

ROEは自社の資産を使って効率良く利益を得られているかどうかを表しています。

ROEが高いほど資産への投資効率が良いということになります。

英語で”Return On Equity”といい”ROE”と略します。

\begin{align}ROE=1株あたり利益(EPS)÷1株あたり純資産(自己資本)\end{align}

もしくは

\begin{align}ROE=当期純利益÷純資産(自己資本)\end{align}

単位は%です。

総資産利益率(ROA)

ROAは自己資本だけでなく、会社の総資産を使って効率良く利益を得られているかを示す指標です。

英語で”Return On Assets”といい”ROA”と略します。

\begin{align}ROA=当期純利益÷総資産\end{align}

単位は%です。

ROAは多額の借入金を調達し事業をしている会社などの利益率を算出する場合に用います。

ROEだけでは自己資本の小さい会社(多額の借入金を調達している会社)の本当の事業利益率はわからないため、ROAも使って分析したほうが良いと思います!

まとめ

今回は高配当株というか、個別株投資をする際に知っておきたい用語について、列挙してきました。

権利付き最終日:株を注文してから株を所有するまで数日間のラグがあるため、それを見越して、権利確定日に株主になるためのリミットの日のこと。

配当利回り:株価に対する配当金の比率を表した値。

1株あたり利益(EPS):当期純利益を発行済み株式の数で割った値。

配当性向:配当性向とは、利益のうち何%を配当金として使っているかを示す指標。

株価収益率(PER):株価をEPSで割った値。株価の割安度を示す指標。

株価純資産倍率(PBR):株価を1株あたり純資産で割った値。純資産に比べ株価が低い場合、割安に感じる値。

自己資本利益率(ROE):EPSを1株あたり純資産で割った値。純資産(自己資本)をどれだけ効率的に利益につなげているかを表す値。

総資産利益率(ROA):当期純利益を総資産で割った値。総資産をどれだけ効率的に利益につなげているかを表す値。

ざっと挙げましたが、まだまだ学ぶべき用語はいっぱいあるようです。

ゆっくり学んでいきましょう!!

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